お風呂掃除と五右衛門な過去

お風呂掃除と五右衛門な過去

キライな家事1位・お風呂掃除

家事全般は、そんなに嫌いではない。
掃除・洗濯・料理も、時間がなくてできないほうがストレスになる。

そんな中、忙しい時期であっても、毎日繰り返さなければならない家事のひとつが「お風呂掃除」。

このお風呂掃除が、家事の中で一番キライだ。

狭い空間の割に掃除する箇所は多く、水垢、髪の毛‥少しでも気をぬくと、カビるんるんが登場。サボリ度合いが顕著に表れる。

壁の水滴を全部拭き取る、シャンプー類のボトルは浴室内に置かない、など綺麗に保つコツなど色々な情報は得ているものの、どうも億劫な私。

また、掃除するタイミングも難しい。
昼間にすると服が濡れてびしゃびしゃになるし、冬だと‥とりあえず寒い。

なので日頃は、入浴後にざざざっと洗うことにしている。裸に少々洗剤がかかったとしても、私の丈夫な皮膚は、荒れ知らずなので大丈夫。

ただ、お風呂掃除における問題点がある。一つは「メガネ」。

入浴時は外しているので、掃除後「綺麗になった~♪」と思っていても、翌日の明るい昼間&メガネ有り状態で見ると‥大して綺麗ではない。

次に「お風呂の蓋」。

 

 

使用しない時には巻いておけるタイプなのだけど、この手は凹凸が多い=掃除がしにくい。一つ一つの凹凸間を洗うのが非常に手間。拍車がかかる億劫度。。。

五右衛門風呂な過去

実は私、五右衛門風呂で育った。
おばあちゃんの家にあったとかではなく、自宅が五右衛門風呂だった。

この時代、五右衛門風呂(以下、五右衛門)で育ったという同世代に出会ったことはない。

五右衛門と共に過ごしたのは、小学校2年生~中学校3年生までの約7年間。

今でこそ面白いネタとして話せるようになったけど、当時は恥ずかしくて嫌でたまらなかった。

五右衛門風呂

石川五右衛門が、釜ゆでの刑に処せられたという俗説から》かまどの上に鉄釜を据え、下から火をたいて直接に沸かす風呂。全体を鋳鉄でつくったものと、湯桶(ゆおけ)の下に鉄釜を取りつけたものとがあり、入浴のときは、浮いている底板を踏み沈めて入る。かまぶろ。
<デジタル大辞泉より>※写真はイメージであり、リスノ育った家とは異なる。

その時住んでいたのは、社宅の平屋。

たしか‥3畳・6畳に台所とトイレが1世帯として、7世帯分あった平屋。お風呂は一番奥の1世帯だけに付いていた。

この社宅は、古すぎて誰も住まないということで、家賃は破格値。

お風呂のある一番奥を含む3世帯分を借りて、壁をぶち抜き広く活用するという荒業をして住んでいた。今思ってもキテレツだ。

この家での生活は、数々の伝説があり、私のトラウマ&強く負けない気持ちに大きく関わっている。

五右衛門と思春期

上記の写真とは少し違うタイプの五右衛門だったけど、基礎の仕様は同じ。

お風呂は、円形で赤茶けた鉄。
側面も底も熱いので、木の底板を踏みながら入る。

沸かしたては、側面が熱くて、もたれることもできないので円の中心にうずくまっているような姿勢。リラックスから、ほど遠い。

当時、幼児だった弟達。
木の底板を沈める時には、水の抵抗を活かし「波に乗る」要領で楽しんでいた。

この底板は、ただの木材。
長年使っていると、劣化して割れることもある。

お風呂に入っていたら、突如、底板の1/3がもげて浮かんでくるようなことも経験。その後の入浴は、半月に乗るような状態だ。

本来の五右衛門風呂は、薪を焚べるタイプ。
子供3人がいる日々の生活の中、さすがにそれは難しいと灯油で沸かすシステムを導入していた。

入浴後水を抜く時は、排水溝の網をとって、コック(水道の元栓のようなタイプ)を開いて直接排水。いわば、ボールチェーンにつながった栓を抜く作業すら夢のように思えた。

浴室内の床材は、丸いタイル。

 

 

こんな感じの昭和なタイル。
色合いが「緑」と「えんじ」と「水色」だったと記憶している。とにかく綺麗な配色ではなくて、思春期の私には、何をとっても残念で憂鬱な日々。

シャワーで髪の毛を洗いたい。
ゲジゲジに怯えることなく、お風呂に入りたい。
「お風呂が沸きました~♪」と伝えてくれるお風呂があるらしい。

五右衛門な思春期は、私に貴重な経験と屈強な精神を育んでくれた。

挑め!お風呂掃除

その後、引っ越しをして、五右衛門を無事卒業。
ユニットバス&シャワー付きのお風呂を経験できたのが、高校1年生。

 

 

白い浴槽になって、入浴剤を入れる楽しみができた。
友達にも泊まりに来てもらえるようになった。

そして、結婚を機に、お風呂が更にランクアップ!
軽快なメロディ「人形の夢と目覚め」と共に「お風呂が沸きました~♪」とお知らせしてくれる。

排水効果の高い格子状の床は、隙間の掃除が面倒と思ってしまうけれど‥タイルの床に比べると、全然冷たくないし快適。

もうすぐ年末、大掃除の季節。
この記事を書きながら、昔のことを思い出していたら、ありがたい今を実感してきた。

お風呂掃除の億劫さから一瞬、ダスキンさんが頭によぎりそうだったけど、払拭。

自らの手でピカピカのお風呂を目指そう。
今ある幸せに気づけば、お風呂掃除がキライなんて言ってられるのも、小さなコトである。

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