隊長!発信!

スタッフユニフォームはオールブラック

黒いユニフォームで身を固め…ラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」という話ではございません。今日は、コンサートにかかわっているものの衣装のお話。

誰が決めたか基調は黒

コンサートの裏方に舞台技術スタッフというのがおり、舞台、照明、音響とぞれぞれが各分野を担当している。楽器の配置変えや、舞台美術の転換、時には舞台ごと移動なんていう時、出演者の以外の人間が舞台上に登場する。

舞台転換という、舞台の模様替え時に登場する技術スタッフの共通点がある。それは、来ている服の色が黒ということである。

服の色が黒というのは歌舞伎なんかの黒衣(くろご・くろこ)からきているという説もあるのだが、舞台転換の際、照明が薄暗くなった時に、出来るだけ見えないようしたり、舞台を見ているお客様の邪魔にならない色を選ぶという観点から、黒色が選ばれている所以だと思う。

色褪せていくのは想い出じゃなく

うちも、コンサートの運営スタッフで現場に行く際の服装は基本、黒。シャツ、ポロシャツ、パンツも全部、黒である。

コンサート現場に行くと、機材を運んだり、設営したりと、当然のように汗もかく。また、膝をついてや、時には寝転がって、ケーブルをはわしたりすることも多い。ホールや会館ではその広さのせいか、チリや埃も多く帰るころには全身真っ白なんてことも。

コンサートが何日か連続すると、帰宅後洗濯のヘビーローテーションとなる。もちろんヘビーローテーションで避けられないのが色落ち。ワンシーズンを終えた黒パンツは、グレーパンツへと近づくのだ。

「白が際立つ〇〇洗剤!」「驚きの白さ!洗濯洗剤〇〇!」というCMを見るたびに、どこかのメーカーが「汚れだけ落とし、黒が際立つ!」なんていう洗剤を作ってくれないかと切望してしまう。

あぁ、なんて書いてあるかが気になる~

会館やホールによっては、技術スタッフ共通のジャンパーやポロシャツを作っておられるところがある。もちろん、その色も黒が基調だが、たまに袖や背中に、その会館・ホールのロゴやマークが入ってたりする。

職業病なのか?はたまた、現場に行った時のお楽しみなのか?技術スタッフの服の背中や袖に書いてある文字を発見すると、なんて書いてあるかが気になってしまうのだ。

たいていは「〇〇 Theater」「△△ Hall」「□□ 会館」なんて書いてあることがほとんど。「なんて書いてあるでしょう?」クイズとしては超簡単問題だ。

たまに、コンサートツアーのスタッフ用に配給されるような黒Tシャツを着ておられる場合もあるが、だいたいは「〇〇〇 Concert Tour 2016 in Osaka」なんて文字が並んでいるのが普通。これも、まだわかりやすい簡単問題だ。

先日、仕事でなく観覧で、某ホールに行ったときに、技術スタッフの方が着ていたTシャツ(夏の現場ではTシャツもよく見かける)の背中に目が留まった。一瞬、ホールの名前が書いてあるのかとも思ったが違う。指定管理(ホール・会館の管理をまかされている業者)の会社名か?とも思ったが、どうやらそれでもない。

そこからは、なんて書いてあるかが気になって仕方が無い。「なんて書いてあるでしょう?」クイズとしてはなかなかの難問だ。ひたすら目で追ってアルファベットのいくつかの文字を読み取った。

「〇〇 of △△」

なんちゃら of なんちゃらと書いてあるが、よくわからない。英語に見えて、実は、ドイツ?イタリア?はたまた、フランス語?、結局、なんて書いているかはわからで、若干のイライラが残った。

そのホールからの帰り道、近くのショッピングモールに寄った時に、そこに同じデザインのTシャツを発見した。
なんて書いてあったかを確認して、イライラは解消、一件落着となった。そこに書かれていたのはホールの名前じゃなくて、Tシャツのメーカーの名前。ホールとの関連も無いので、そりゃわからないはずだ。

次は、もうちょっとホールやコンサートと関連性のある「なんて書いてあるでしょう?」問題を求む。

 

※これだと簡単すぎて、問題になってないか…

 

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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