私たちのイベント回顧録

私たちのイベント回顧録

先日、神戸へ打ち合わせに行った帰り、Cafeに立ち寄った。

宝塚にある cafe DOOR。

 

 

DOORのオーナーは、リスの昔の同僚。
以前「歌とピクニック」(2011年・2012年に兵庫県丹波市で開催)というイベントでご一緒した。

イベントでは、たくさんの経験も学びもあったし、その時出会った方々との素敵なご縁は今も継続している。

今思えば、あの時にしかできなかったコトだらけ。
音楽仕事をしていると、イベントは何かと関係があるけど、その分‥楽しさも難しさも感じている。

イベントスタッフ経験

兵庫県丹波市で開催された「歌とピクニック」略して、歌ピク。

 

 

2011年と2012年に開催されたイベント。
丹波の大自然「何にもない」をロケーションに、様々な文化を添えて『空気がほほえむ』ような空間を創る‥「なにもない」を愉しむためのイベント。

1日を通して演奏されるライブステージに、マルシェ、ワークショップなど。来場者は延べ2000人以上。新聞にも大々的に取り上げられた。

このイベント発足人が、先程のカフェのオーナーでもある近藤清人氏(現:株式会社SASI Design代表)。

今となっては、どんな風にお誘いを受けたかも覚えていないけど‥私たちstudio untrapはスタッフとして参加した。

2011年第1回目の「歌ピク」では、開催日前日から運営スタッフとして参加。
野球場を駐車場として利用するための白線引きから始まって、夜遅くまで会場の設営などに走り回った。

秋晴れの開催日当日。私達の持ち場は、音楽ステージ班。
隊長とリスはステージ進行の管理補佐だったはずが、午前のステージが終わる頃には…隊長は、ステージ進行の隊長となっていた。

出演者さんは、年齢もジャンルも様々。
和太鼓にフラダンスもあれば、クラシックもスカもあるという多彩さ。

 

まさにピクニック♪

 

個性的&ファンキーな方も多く、縦横無尽な出演者の皆様。

「出演15分前には、ステージ横のテントに集まってください」というルールもままならず‥さっきまでテント内にいたはずが急にいなくなったり、出演時間だというのに、お客様と一緒にステージを見ていたり…

そんなゆる~い感じが、前年の出来事でイベント運営はもうこりごりと思っていた私たちをちょっとだけ救ってくれた。

 

ヨガもみんなで♪

大雨の中のイベント@大津市

「歌ピク」に参加する前の2010年10月。

フリーマーケットと音楽ライブを同時に行う大津市のイベントがあり、夜の野外ライブ部分を運営するスタッフだった。

「滋賀県出身のアーティスト」をライブのコンセプトに掲げ、今まで関係のあった方々に声をかけた。
地元滋賀から、大阪から、遠くは東京からと、縁の深い合計4組の方が出演してくれることになった。

イベントの打ち合わせでは、運営に関する事項、ライブの進行、舞台、照明、音響をはじめ、リハーサルはどうするのか、控室はどこにするのか、出演者の駐車場はどうするか、はたまた出演者が控室から移動する動線まで‥詳細に決めていく。

実際にライブを行うことだけでなく、想定されることについては、その対応まで出来るだけ綿密に計画しておくことが大切だと思っている。

そのイベントで事件は起こった。
雨予報。前日の天気予報では、降水確率80%。

もちろん野外で開催されることもあり、雨の事態も想定はしていた。
「雨天の場合どうするか」はもちろん、運営に関する事項で決められていて、「雨天の場合は、近くの屋内会場での開催」という決定事項があった。

お客様にとって、雨だったら中止?別場所開催?というのは、とても気になるところ。
チラシには「雨天時は○○会場で開催!」としっかり明記した。

 

 

ところがである。
前日、主催者@大津市から来た連絡は‥

「野外ステージで開催します。多少の雨が予想されることから、雨対策をしての開催となります…ただ、楽器等の関係でNGというアーティストさんがいればそれはお任せします。」という理解に困る内容。

音響担当の会社の方にも確認したが「大津市が野外でやるといっているのだから、屋内会場での音響は行わない。」という、想定外の事態。

降水確率80%の雨の中‥
出演者さんに演奏してほしい、と誰が言えるのだろうか。誰が見に来るのだろうか。

そもそも、雨だったら屋内会場で行うと公表しているので、中止もできない。

憤る気持ちをひとまずしまって‥前日の夜から自分たちで開催できるよう準備をした。
音響機材も準備して、当日は予定していなかった音響も司会も担当し、何とか終えることができた。

その日、野外で行われていたフリーマーケット。ひどくなる雨の中「出展料もいりませんから、いつ帰ってもらってもいいので…」という事態になっていたと聞く。

この事件をきっかけに「野外のイベントはもうこりごり」と感じ、イベント運営からは距離を置くことにした。

「歌とピクニック」との出会い

2012年第2回目の歌ピクでは、実行委員の一員として企画段階から会議へも参加した。
今回は、一回目の働きもあってか?最初からステージ班の担当に任命され、ライブステージを取り仕切ることに。

実行委員は、自分の担当の部門だけをやっているのでいいという訳ではない。
予算振り分け、コスト計算から、広告、プレイベント、渉外手順にいたるまで、会議で意見を出し合い、みんなで作り上げるイベントだった。

お山のある大津から丹波は、地味に遠い。
どこを通るかにもよるが、車で3~4時間コース、往復で6~8時間。

各々の仕事が終わってから夜に行われる会議。
長引いて終了が遅くなると帰宅は深夜。まぁまぁの疲労感である。

そんな疲労感漂う移動中の車内でもずっと‥
「あそこはこうした方がいいかなぁ?」とか「あの部分は、もう少し内容を詰めた方が問題が起きにくいんじゃないかな」と話しながら、暗い丹波の山道を帰った。

歌ピクの実行委員は、皆ボランティアだった。
地元丹波への気持ち、楽しいイベントを創りたい気持ち、実行委員の様々な想いや熱さで全てが動いていた。みなさんの人柄に惹かれたことは言うまでもない。

約10カ月の準備期間を経て、2012年の10月13日・14日に二回目の「歌とピクニック in Tamba」が開催。
開催日には、ちょっとだけ小雨に見舞われたが本降りにならず、無事に第二回歌ピクも終了。

 

 

それからも、ちょくちょく丹波にお邪魔している。
仕事で丹波市の近くまで行ったときには、丹波市経由で帰ることも少なくない。今では、とてもゆかりのある場所となった。

イベントの空気感

歌ピクのキャッチコピーは『空気がほほえむ』

主催者がどんな目的でイベントを開催しているか。
それは思った以上に表れている。

スタッフのモチベーション、関わる人達の想いなども加わって、イベントの空気となっていく。結局は「人」だな、といきつく。

歌ピクで感じた空気感は、特別だった。

先日訪れたcafe。
突然行ったので、実行委員長には出会えなかったのだけど、コーヒーを飲みながら‥二人で歌ピクのことを話した。

イベント開催したい!とまではいかないにしても、スタジオで小さなイベントだったらしてもいいね♪なんて話せるのは、間違いなく「歌ピク」があったから。

また、素敵な実行委員の方々と楽しいハナシをしたいものです。

 

イベントを表すのも創るのも、人。
スタッフのモチベーション、関わる人達の想いが、イベントの空気感となる。
惰性的なのも、ビジネス的なのも、利己的なのも‥伝わってしまうものなのです。


《参考 Pick up★》

私達にとっての実行委員長は‥事業家であり、デザイナーであり、多種多彩に活躍。
先日は本も出版。いつも刺激をもらいます♪

強い地元企業をつくる: 事業承継で生まれ変わった10の実践 / 近藤清人

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