来たる貯信時代

来たる貯信時代

貯信時代とは‥?

世の中は「貯信時代へ」なんてことを書いている記事をネットでよく見かける。

貯信時代というのは「信用が経済をまわす時代がくる」ということらしい。貯金より貯信、が大事な時代がやってくるそうだ。

例えばクラウドファンディングも‥○○をするためにお金を集めたいです!と言っている人に対して、応援したい!と言う人が出資するシステム。

そこには、期待や支援の気持ちもありつつ、基本判断ベースは、信用できるかが鍵。

信用とは‥
1 確かなものと信じて受け入れること。
2 それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。また、世間が与える、そのような評価。〈デジタル大辞泉より〉

不思議なもので‥なぜか私。
昔から「信用」してもらえることは多かった気がする。

おっと、私の時代、到来か??!

三者面談という取り調べ

高校は京都市内の私立高校に通った。
滋賀県の田舎から通学時間は片道2時間弱、毎日が小旅行である。

「田舎から頑張って、長時間通学しています」という状況は、先生方へのイメージ貢献度が絶大に高い。

朝早く家を出て、遠方から遅刻もせずに通学している生徒=真面目な生徒というイメージの定着に成功していた。

同じように、遠方から長時間通学している生徒、先輩もいたが、やんちゃな方々が多かった気がする。

やんちゃな生徒は、先生にとっては何かしら手がかかる。
親の呼び出し、家庭訪問指導なんてことがあったりすると、遠路はるばる先生が出向いたり、親に来てもらったりしないといけない。

そんな方々がいる為か、手のかからない生徒は「こいつはほっておいても大丈夫」と信頼ポイントが高め。

高校二年生の時、学期末の三者面談があった。

 

 

三者面談とは、将来の進学についての協議という表向きで、学校での態度を親に、また家庭内の態度を先生に開示されるという、いわゆる取り調べみたいなもんである。

うちのクラスは少々やんちゃな生徒の多いクラスで、授業中に先生と生徒のちょっとした意見の食い違いにより、数学の先生が途中で授業をやめ退席するというハプニングが頻発。

私は意見の食い違い論に参加しているキャラクターでなかったが、先生が退席するという非日常の事態をなかなか面白く楽しんでいたことは否定できない。

そんなハプニング直後にやってきた、三者面談。
クラス全体がブルーな気分につつまれていた。

担任の先生から「数学の授業中にあったハプニングを親御さんに報告&指導するので覚悟しておくように」と言われた同級生もいた。面談前に有罪確定である。

そして私が三者面談の日取りを決める時、担任からもらった言葉。
「お前の家は遠いから、親御さんに来てもらうのも大変だし、三者面談はパスしてもOK」

取り調べ前に不起訴処分が確定。信頼ポイントは、こういう時有効に働く。

チェックポイントスルー事件

修学旅行でもちょっとした事件があった。
行先は、北海道。確か、高校初の飛行機利用の修学旅行だったような気もする。

 

 

北海道といえば、ススキノ。
宿泊先のホテルの非常階段からこっそり、夜のススキノに繰り出す同級生もいた。

滞在中、グループごとに好きなところにいける自由行動の日があった。

私はグループのリーダーに任命されて、行動の指揮をとることに。指揮をとるといっても、別に何をすることもなく、皆について回るだけ。名ばかりのリーダーだ。

自由行動といってもまったくの自由というわけでなく、午前・昼・午後に決められたチェックポイントで点呼を行うというルール。

そんな中、うちのグループがやらかしてしまった。
昼のチェックポイントを通過しなかったのである。

他のグループとすれ違った時「おまえらのグループ、昼のチェックポイント行かへんかったやろ。〇〇先生が『あいつらどこ行きよったんや!』と言ってたで。」と言われ、その時‥昼に通過せねばならぬチェックポイントがあったことを思い出す、名ばかりのリーダー。

こりゃぁ、ちょっとやばいかも…何かしらのペナルティが…

とグループ内に動揺が走ったが「起きたことはしょうがない。これはグループ全体の責任だな」と、なんとも頼りないリーダーに変身した。

で、午後のチェックポイント。
何かしらお咎めがあるかもと身構えたものの‥

「おまえら、昼どこいっとったんや!まぁ、おまえがリーダーやし大丈夫やろ。悪いことをするようなこともないだろうし…」という、なんとも拍子抜けの言葉をかけられた。

貯信の賜物である。

家庭内の貯信

大人になってからも、信用され度は高く感じる。

メールの返信はなるべく早く、約束時間には遅れない、仕事に丁寧に向き合う等、当たり前のこと+α、美容院の息子として養われた第一印象の良さも影響しているのだろうか。

「隊長の言うことだから…」とか、「隊長さんがそう言うのなら…」という言葉もよく聞く。

ただし、うちの家庭内は少々勝手が違う。

「その笑顔からは胡散臭いオーラがでているので、却下。」
「その顔つきで話をするときは大体、何も考えてない。」

信用は、日々の行いが積み重なって成り立っている。
家庭内での貯信活動は、一筋縄ではいかない。

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